2013年10月30日水曜日

十二単お服上げの勉強会

昨日は、十二単(じゅうにひとえ)お服上げの勉強会に参加してきました。

高倉流という、衣紋の二大流派の一つで
皇室の装束に深く関わっているところです。

お写真は「紅梅の匂」という名の装束で
『紅梅』というのは、「かさねの色目」からきています。

『匂』は、単色の濃淡をいいますので、
こちらの衣装は赤い色の濃淡を表現しています。

色の配色によって季節感をあらわすという
何とも風流な日本の美意識の高さが感じられました。

髪型は大垂髪(おおすべらかし)といい、
江戸の頃から取り入れられました。

髪を束ねる絵元結(えもっとい)は28歳までは紅、
それ以降は金色を用いたということですから
後ろ姿で年齢がわかってしまう訳です(^_^;)

今秋のご婚礼では、料亭ウェディングにお似合いの
十二単でお色直しをされた花嫁がいらっしゃいました。
美容室と言えども、十二単のお着付けは、どこでもできるわけでないのですが、
弊社提携の美容室では、知識技術ともに奥義を会得していますので、
見事な美しい花嫁のお色直しが実現でき、とても素敵で見惚れるくらいでした!

私自身も 和婚の奥深さを伝えていけるよう
日々研鑽を積んでいきたいと思います。


料亭ウェディング・和婚コーディネートの「胡蝶」






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